NGT48事件と、ドラッカー
2019.01.14
芸能・映画・AKB48など
新年のご挨拶にも書いたドラッカーの言葉。
人のマネジメントとは、人の強みを発揮させることである。
人は弱い。悲しいほどに弱い。問題を起こす。手続きや雑事を必要とする。人とは、費用であり、脅威である。
まさに、今回NGT48で起きた事件は、人の弱さであり脅威であろう。内部のメンバーが関与していると噂されているが、まだわからない。
しかし人は、これらのこと故に雇われるのではない。人が雇われるのは、強みのゆえであり能力のゆえである。組織の目的は、人の強みを生産に結びつけ、人の弱みを中和することにある。(マネジメント・エッセンシャル版 p80)
今回支配人が更迭された。人のマネジメントが出来ていなかったのだから仕方あるまい。
決して大勢のメンバーをマネジメントすることは容易いとは思はない。マネジメントする側の体制が脆弱だったこと、それを管理・統率できなかったことは致命的と言えよう。求められる責務を果たせなかったのだ。
「人こそ最大の資産である」または「組織の違いは人の働きだけである」ともいう。(同じく p81)
若年の者たちを資産とするためには、コストが増大するし運営側の経験が役立たないことも起きよう。
グループが大きくなって、全力でサポートする体制が緩んだのではないだろうか。