“神 旅” 鞍馬寺 「護法魔王尊」(サナート・クマラ)
京都駅で腹ごしらえは、ほぼいつも新福菜館のラーメンとチャーハンだ。
この店と、メン馬鹿一代の炎の「葱ラーメン」が大好きだ!
地下鉄に乗って鞍馬寺へ。
今回の“神 旅”の相棒。 2016年夏のこと。
ケーブルカーで急斜面を快走。
ここまで歩く歩く。
ここには、650万年前に金星からやってきた神様がいる。その名はサマート・クマラ。鞍馬寺の名の由来であるそうだ。
ほぼこのような逸話を聞いた。私の言葉で再現してある。
昭和初期の岡山で、毎日姑小姑からいじめ抜かれ不幸を一身に受けた女性がいた。ある日、まだ小さい子供を連れて、行く当てもなく家を出た。
たどり着いたところが真夜中の鞍馬寺の山中。死ぬつもりで木を探し、いよいよ覚悟をした。するとあたりから声がした。私はサナート・クマラ。死んではならん。
生きていてもつらいことばかりだと答えると、「辛いことは私が解決するから生きよ。その代わり私が伝えることを人びとに教えよ。」
女性は社務所に行って紙と書く物を借りた。小坊主さんは理由を聞いて驚いた。
長い時間をかけて神の声を書きとどめた。
それから数十年後、教えを広めるためにまずは鞍馬寺に行った。
そこにいた責任者は当時の小坊主さん。教えを広めるには宗教法人が良い。しかしなかなか認可されないから鞍馬寺の系列になればスムーズにいくとアドバイスされる。そのためには数年ここで修行をする必要がある。そう言うわけでさっそく他の修行者の中に混じり修行を積む。すぐに出世し認可を得るに迄になる。その間、当然のように周囲の修行僧からの激しい反発や嫉妬があったという。
現在岡山に宗教施設を運営しておられる畑田天真如さんの逸話だ。
神託:神需仏の三道をわけ隔つるは未だ真諦にあらず 十方法界にはただ一つの法のみ存す