“神 旅” 獨鈷山 鏑射寺(とっこさん かぶらいじ)
獨鈷山 鏑射寺(とっこさん かぶらいじ)は、兵庫県神戸市北区にある真言宗単立の仏教寺院。
その昔、当社の取扱商品でもあるガス瞬間湯沸かし器やガス炊飯器などを発明したことで有名な発明家がおられました。工学博士の故政木和三氏です。その政木氏が著書の中で頻繁にN和尚を紹介され、N和尚とは誰なのかずっと気になって探していました。
ようやく、この鏑射寺の中村公隆大阿闍梨の事だと分かりました。政木氏はN和尚こと中村大阿闍梨の神通力などを著書や講演でよく触れていました。
また中村氏から人とは本来どういう構成で出来ているかを教えられ、著書で詳しく書かれていました。政木氏には未だに多くのファンがおられるようで、YouTubeでも数々の動画がアップされています。常識でかかると拒否反応してしまうでしょうけど。
私の中では、不思議な話は中庸でとらえ、数十年間頭の片隅にいつも残っていて、何かあると引っ張り出してきて関連性を検証しています。
そんな2016年初夏の事、初めて月例行事の不動護摩供で鏑射寺を訪れ、中村大阿闍梨の法話を聴くことが出来ました。
鏑射寺は聖徳太子によって創建された古いお寺でした。長い間放置され荒れ果てた寺院を、中村氏により再興されました。道もなく不便でしたが、“人が多く訪れるようになる”と預言されていたところ、関電の鉄塔工事のため道が出来たり、近くにゴルフ場が出来たりと、しだいに人が訪れる寺院になっていきました。
護摩堂にて不動護摩供が執り行われました。たくさんの方々が訪れていました。
山主法話の後、中村大阿闍梨が赤い傘の下で一人一人お見送りされました。
最後は信徒の方による無料の炊き出しのカレーが配られました。それがこの行列。
本物の宗教施設では、お金が必要ないのですね・・・。与えられることばかり・・・。
政木先生にはお目にかかることは出来なかったですが、90幾つの高齢のN和尚の講話を聞けてほんと良かったです。