台風・熱帯低気圧が あわせて4個! と、筋膜リリース
日本列島近くに台風が3個、熱帯低気圧が1個。動きが遅いか停滞気味で、まだすぐには影響はなさそうです。
天気痛を持った私には、しばらく前からいつもとは違う感触があり、不気味で怖いのです。
ある治療で、痛みが少し弱まっている事が良い兆しなのですが、あんな台風や熱帯低気圧が一緒に近づいてきたらと、不安です。
ある治療とは、トリガーポイントの鍼灸治療です。今年のゴールデンウイーク前から、「頸長筋」に打つようになってから天気痛が弱くなったように感じられます。特に、以前から処方されていた漢方薬が、それ以来よく効き始めたからです。
有力な治療に出会えたとかなり期待しています。
トリガーポイントについて少しご紹介しましょう。
トリガーポイントとは、痛みが起こる発痛点のこと。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%9D%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%88
筋膜とは、筋肉や内臓を包む膜。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AD%8B%E8%86%9C
整形外来でのエコガイド・トリガーポイント治療(MPS 医院・鍼灸を紹介)では、エコーを使って痛みの箇所に出来ている筋膜の位置を見つけ深さを探ります。生理食塩水か麻酔薬を含んだ液体(医師が部位によって選びます)を、エコー画像を見ながら注入し、分厚く重なった筋膜を一気に薄皮の膜にはがしていきます。画像を見ながら出来るので、大きな筋膜・少ない筋膜にはハズレがなく効果も瞬時に出ます。もちろん保険診療で。
分かりやすい筋膜であれば効果は絶大ですが、慢性化している場合原因箇所を探し出すのは難しく、ハズレる事も多くあるようです。これは、今まで名の知れた医師にかかってきた私の経験から言える患者としての証言です。
急性の強い痛みなら、絶大の効果が得られるように思います。
トリガーポイント治療にはもう一つ有効な方法があります。先ほど述べました針治療です。
トリガーポイント鍼灸治療
この治療には保険を使えませんが、触診によるきめの細かい治療が可能です。私の実感ですが、この治療法の方が合っているように感じます。痛む箇所を特定するために施術者は触診します。エコーを使う場合もあります。アーモンド大の凝り(トリガーポイント)を見つけると、針を打ちます。
狙ったトリガーポイントに達すると、堅い筋膜の層に出合います。その層を突き抜けると、筋肉がぷるんと反応し、施術者の針を通じて手応えとして伝わります。同時に患者の筋肉には瞬間的に関連痛が起こり、離れた所に痛みが起こります。ずしんとしたような響きのような反応が起きます。
まるで凝った筋肉の中に手を突っ込んで、中で揉みほぐされたような、究極の「うっー!」が出てしまいます。
痛みのおおもとが探し出せます。
数回の通院で、同じ箇所の反応は弱くなります。結果凝りが減り周辺が柔らかくなっていきます。
それでもまだ痛む場合は、その奥にある深部筋肉に照準を移行していきます。筋肉の図解を見ると、幾つもの筋肉が幾層にも張り巡らしています。熟知した治療家であれば、血管や神経を傷つける事はほとんど無いでしょう。
- トリガーポイントの表層にある筋膜を突き抜ける時、かなりの衝撃と離れた所に関連痛が起きる場合があります。神経に当たった時とは違い、しびれたような痛みはすぐに弱くなっていきます。
- トリガーポイントを多く持つ慢性化した患者の場合、ある程度治療時間を長くした方が良いと思われます。
- 治療後、しばらくはマッサージの揉み返しと同じような症状が出て、どっと疲れが出てきます。血の巡りが良くなかった悪い箇所が、一気に良くなり、瘀血(おけつ)を洗い流している状態と思われます。ある人が、針治療を受けて揉み返しが起こらなかったら、その鍼灸師の治療を受ける必要は無いと教えてくれました。針治療では、揉み返しがあったほうが良いのでしょう。逆にマッサージの揉み返しは、毛細血管を損傷している場合があり、良くないと聞いています。
- 私の場合、治療2時間後が一番揉み返しが強くなりました。通院当初、揉み返しが酷い時に風呂に入ると楽になりました。
- 鍼灸には、東洋医学(経絡)とトリガーポイント(筋膜リリース)の二つのやり方があります。どちらも、良い治療です。
- トリガーポイントの鍼灸師と言っても、施術には色々あります。 他の鍼灸師が通院に来るような所を見つけられれば良いでしょうネ。 こっそりおしえてあげますよ!