お金の起源 三橋貴明氏の図解とFacebook友達の詳しい説明 【通貨とは?シリーズ】
2020.05.08
報道・政治・経済・事件
桂木 健次氏の補足説明は、下の文章です。
紙幣(日本銀行券)、小切手・手形って、兄弟姉妹ナようなものだよ。
何処かの説明があるが、紙幣の起源は17世紀にイギリスの金(きん)の細工師(goldsmith)が発行した金の「預り証」。
当時のおカネは金本位で、家に置いておくと心配、多くの人は立派な金庫を持ったgoldsmithに預けた。
そしてgoldsmithは、金を預かると、その証拠として預り証を発行した。
AがBからモノを買った場合、金でその代金を払うのだが、Aは預り証goldsmithに見せて金を引出し、それでBに払う。金を受取ったBも、その保管は心配なので、やはりその金をgoldsmithに預けて、預り証を受取ることにする。
ならば、いっそうのことAがgoldsmithあてに「この預り証」と引替えに、「私が預けていた金をBに支払ってください」というメッセージを預り証の裏に記載し、それをBに渡すならばそれで代金の支払いは済んでしまう。
このメッセージが裏書の起源。
その後、次第に裏書自体も省略され、裏書のない預り証が流通するようになり、預り証に記載された金額も細分化されるようになった。
これが紙幣の誕生ということ。
小切手・手形はその裏書きが未だないといけない段階のおカネなの。
日本銀行券はその紙幣が「法貨」とされたもの、交付国債は小切手で、国債償還などに現金化された借換債が手形に当る。前者は利子がないが後者には利子が手数料でかかるだけ