AKB48とは、何なのか?──「フラゲ日」からフライングゲット誕生!

KPOPや韓流が大流行

 

この現象には、大賛成しています。

 

JPOPが押され気味ですが、仕方ない面があるのでしょう。

 

いつもヒット曲が出せる訳では無いのですから。日本全体の景気も悪いし。

 

KPOP一色になりかねない中で、AKB48が頑張って良い曲を出しています。

 

 

 

と思っているところに、由紀さおりさんのアルバム「1969」

 

欧米などで大ヒットしているという情報が入ってきました。

 

子供の頃に日本でヒットした懐かしの歌謡曲が、

 

────ブルーライトヨコハマ・夜明けのスキャットほか────

 

由紀さんらしい上品なジャズにアレンジされ、海外で人気が出ているとは

 

不思議な感動です。 ましてやその多くが日本語のままでヒットしていると聞けば余計です。

 

邦楽は、洋楽より遅れていて海外のアーチストはその規模も違うと思っていました。

 

実は逆で日本の歌謡曲が、洋楽より40年も進んでいたのですかねぇ。 

 

 

さて、秋元氏が講演で次のように語っておられました。

 

ネットで、『フラゲ日』と言う言葉が出ていて、どういう意味なのか興味を持ちました。

ゲームなどの発売日があります。お店には前日の夜に納入されます。

発売日の前日に購入することをフライングゲット。その日をフラゲ日。

その意味が分かったとたん、私のリュックサックにすとんと入ったんです。

今年6月に恋愛ドラマで使われる曲を作ることになりました。

彼女に好きと打ち明けられる前に、自分の方から先にフライングして打ち明けよう。

そういう歌詞です。それがフライングゲットという曲です。

 

 

 

確かに歌の中で、「フラゲ」という歌詞が何回か出てきます。

 

氏のリュックサックとは、日常の中で見落とされそうなおもしろいことが入る記憶のバッグの事なのです。

 

作詞も、プロデュースもこのリュックサックの中から中心となる核が出てきて、

 

新しい世界を創造していくのだと思います。

 

彼の観察眼は、いつも好奇心にあふれ、

 

他の人には感じられないものを感じとる

 

鋭敏な感性がいっぱいつまっています。

 

 

なぜか  自分の関わった映画を見ていなかった。

最近気がついたのですが、

ある世代をターゲットにして、こういう内容で、こうすれば、

きっと売れるだろうと思って作ったものは 売れない。

自分がどうしても見たい! とは思えないものを作っても  ヒットしないのです。

自分が見たい! と思えるものを作ることこそが、

ヒットを生み出すのではないかと思うようになりました。

物が行き渡った時代になって、全ての世代に受け入れられるものを作るのは難しくなった。

いろいろな人に相談して無難なものを作るとヒットしない。

例えば、ユッケ弁当を作ろうとします。

普通の会議にかけていくと、

ユッケを食べられない人のために色々無難な要素が加わってくる。

結局 幕の内弁当になって、誰にも記憶されないものを作ってしまうことになる。

有名な幕の内弁当の話など聞いたことがありますか? 私にはありません。

どこそこのカレーだとか、ハンバーグだとか、単品でこそ記憶に残るのです。

つまり予定調和(※)を崩したところにこそ ヒットが生まれるのです。

※【予定調和】 小説・映画・演劇・経済・政治等広い範囲で、観衆・民衆・関係者等の予想する流れに沿って事態が動き、結果も予想通りであることをいう。「勧善懲悪の―を破った時代小説」「―の法案成立」

 

 

総選挙も、じゃんけん選抜も、シャッフルも誰も思いつかない。

 

それは敏腕プロデューサー自らが見たい! と思うものであり、

 

予定調和を排した 個性的な価値(ユッケ弁当)のあるものなのでしょう。

 

いいですか! だから、AKB48に惹かれてしまうのですよ