保守系週刊誌の異常!
先日猛暑の中、
久しぶりに神宮へ行きました。
ご遷宮の準備も進み、新しい檜の神殿を垣間見ることが出来ます。
今回のご遷宮は今までとは違って、
国内でかつて無いほど関心が高まっているように感じます。
今まで訪れる人が少なかった外宮の周辺整備も整い、
伊勢市及びその周辺の観光業も準備を進めていると言ったところでしょう。
日本神話の中心である天照大神をお祭りする神社で、
今回とりわけお祈りしたことは、
皇室に対する異常な週刊誌記事が、早く沈静化することでした。
美智子皇后陛下のお苦しみを解消すべくお祈りしました。
皇太子、皇太子妃への誹謗中傷が連続していること。
新潮、文春、などの保守系の週刊誌を中心にした、
雅子妃への「不適格」発言です。
いつからこのような異常な見出しが飛び交うようになってしまったのでしょう。
その昔、民間出身の美智子妃への当時の異常な批判を思い返されます。
その時も保守勢力を中心に行われていました。
今回の、週刊誌記事のある有識者というのが八木秀次氏(高崎経済大学教授)です。
初めてY遺伝子根拠をしめした、若い学者です。
そこから、男系絶対派が息を吹き返したと思っています。
彼は、教科書問題が耳目を集めていた頃、
若い学者達と「新しい歴史教科書をつくる会」へ入り、
その後の大混乱を引き起こし内部分裂に持ち込んだ一派の一人として有名です。
分裂後立ち上げたのが「教育再生機構」。
その「教育再生機構」が、安倍晋三氏を補佐し
現在も内閣諮問機関の中で中枢にいます。
当初彼らの勢力に関心があり、
開催されたシンポジウムを数回聞きに行ったことがあります。
大手企業の会長が会員であったりして新しい大きな勢力として始動していました。
私としてはその後少しだけ関心を持ちながら、
零細企業の経済人として日常の生活に戻りました。
八木氏とは一度だけ簡単なお話をしたことがあります。
若くて男前で、少し線の細い感じを持ちました。
おそらく、
学生時代から運動家としての経歴を持つ周囲の学者達に担がれ、
男系派の中心となり、安倍内閣のブレーンの一人となり、
今回の週刊誌ネタの「さる有識者」として、
美智子皇后陛下を苦しませているのです。
週刊新潮は、さる有識者の意見を中心に据えて、
次のような内容を二周連続書き立てています。
雅子妃が不適格者だから皇太子を廃太子し、
秋篠宮を摂政として悠仁親王を皇太子にする。
それに対して、宮内庁から正式に抗議文が出されています。
事実無根という表現で、強く抗議しています。このようなことは異例なことです。
宮内庁から新潮への抗議文①
http://www.kunaicho.go.jp/kunaicho/koho/taio/pdf/h25-0613kougibun.pdf
宮内庁の見解と対応
http://www.kunaicho.go.jp/kunaicho/koho/taio/kunaichochokan-kaiken.html
http://www.kunaicho.go.jp/kunaicho/koho/taio/naikakukanbochokan-kaiken.html
宮内庁から新潮への抗議文②
http://www.kunaicho.go.jp/kunaicho/koho/taio/pdf/h25-0620kougibun.pdf
宮内庁の見解と対応
http://www.kunaicho.go.jp/kunaicho/koho/taio/kunaicho-kenkai.html
これら保守は、男系の風潮を作り上げ天皇陛下のご意志をないがしろにしようとしているように思えます。
男系保守派は前例の無いほど、皇室の意向を自分たちに合わせようとしているのでは無いでしょうか。
古代史の泰斗(たいと。その道で最も権威のある人。大家。)
田中卓氏の発言はこちらから。
http://www.seiseikikaku.jp/special/renketunotomohe/index.html