三社プレゼンに感動した! (改)
今月初め、LPガス卸会社にて、ガス機器メーカー三社によるプレゼンが行われました。
R社・N社・P社の順で各社の特徴をアピールしながら、
製品の説明が行われました。初めての試みでした。
それぞれに良かったのですが、最後に行われたP社、つまり(株)パロマのプレゼンには、
特に感銘を受けました。
(株)パロマと言えば、2006年に28件のパロマ湯沸器死亡事故が発覚した会社です。
皆様もよくご存じの会社です。
最近も裁判状況がメディアに取り上げられています。
プレゼンの内容は、小型瞬間湯沸かし器・据え置き式ガスコンロについてでした。
どちらかというと他社に比べこぢんまりとしています。
湯沸かし器について、音声案内により安全性や使い方をお客様に分かりやすくしています。
これは業界初です!
ガスコンロにおいても、お客様の声に基づいた工夫がふんだんに盛り込まれています。
据え置き式ガスコンロには、時々起こるネズミによる配線断線事故に対し、
対策として、底部を低くして隙間を極力減らしています。簡単なことですがこれも業界初!
お年寄り向けに、コンロ消し忘れタイマーが10分単位で変更が出来て、
一段上の、鍋焦げ付きを低減する工夫が付加されています。これも業界初でしょう。
各種設定の変更が細かく出来るようになっている上、
後で誰にでも変更内容が分かるようなシールが用意されています。
そこまでお客様目線で製品作りがなされているガス機器を私は知りません。
http://www.paloma.co.jp/product/table_conro/lineup/detail.php?id=740
恐らくコマーシャルも打てない状況の中、残った社員全員の心が製品に込められているように思います。
あのような事故を経験してから、退職者も続質したのではないでしょうか。
──もちろん彼らは責められる必要はありません。
残った社員が一丸になって会社を守ろうとしている
「あきらめなければ、失った信頼を回復することが出来る!」
との信念があったに違いありません。
社員の熱い心が詰まっているようなプレゼン内容で、
実に感動させられました。
穏やかに、知的で、かつ自信を持って説明されるその一人の社員さんのたたずまいにも
試練を乗り越えようとする静かな凄(すご)みを感じてしまいました。
凄みのある努力は、こうも人を感動させるものかと、痛感させられました。
良い製品をお届けしたい気持ちは我々販売店も同じです
今後パロマ社製の機器を今まで以上に扱っていく所存でおりますよ。
いいですよね!?
静かな凄みってカッコイイ!