倍返しは、今でしょを超えたか?
TVドラマ『半沢直樹』シリーズの最終回が、
今までの最高視聴率を更新しました。
エンタメの情報によると ***************************
「最終回の平均視聴率が、関東地区で42.2%だったことがビデオリサーチの調査で判明した。ドラマの視聴率が40%に達するのは、2011年12月に放送された日本テレビ系の「家政婦のミタ」最終回の40.0%以来。平成の民放ドラマではトップを記録したと、朝日新聞デジタルが9月24日に報じている。」
「瞬間最高視聴率は午後10時17分の46.7%で、半沢が頭取から子会社への出向を告げられた場面の直後だった。関西地区では同時刻に、50.4%と驚異的な数字を叩き出している。」
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視聴率の低迷にあえいでいたテレビ業界において、目を見張る驚異的な数字をはじき出しました。
確かに視聴率も良いほうがいいのですが、同じ時期に放映開始された、
NHKドラマ『七つの会議』(主演:東山紀之 4回)も、大企業を題材にして非常に面白かった。
計4回で早く終わりましたが、不思議にも初回から『半沢直樹』と似たところがあって意外に感じてました。
『七つの会議』は、製品コストを下げるために行った、秘密にされていた「ねじの強度不足」から起こる、事故のリスクと親会社からの追及をいかに回避するかというストーリーでした。
ご存じのとおり『半沢直樹』の方は、ねじ工場経営の主人公の親が同銀行にかつて追いつめられたこと。またその復讐劇でもありました。
大阪勤務の前半が終わり、出世して東京勤務になった後半の場面から、
ちょうどNHKのドラマが終わるのと同時に、
『七つの会議』で謎めいた役柄を好演していた八角民夫役の吉田鋼太郎が、
突然、白髪を黒髪に染め、スタイルも変えて『半沢直樹』に出演してきました。
どうやらこの2局は協力関係にあるようです。
また、NHK大河ドラマで高視聴率を取り続けてきたドラマ『龍馬伝説』(主演:福山雅治)で、
香川照之と親子役だった倍賞美津子を再演させています。
実は、両方の原作者が池井戸潤氏だったのです!
週刊誌がつまらないやっかみ記事を書いていたようですが、
もしかするとかなり入念に仕掛けられていたのかもしれません。
半沢直樹の内容は、おおよそ期待通りの展開でありながらも、
キャストの良さと、痛快な決め台詞や、展開の速さにあったのではないでしょうか。
もちろん演技力に迫力がありました!
これほどの熱狂を産み出すには、世情の雰囲気による要素があったのかも知れません。
流行語大賞の最有力候補と目されていた林修氏の「今でしょ」を、「倍返し」が軽々と超えてしまった感がありますよね!
でも前者の言葉には、後者にない景気を浮揚させる力があったと思います。
何を隠そう、私もその言葉で決断した一人でしたから・・・・・