夏のうるさい蝿──反日
さて
8/15あたりには海外から色々の行動が起こされ、
うるさい蝿のように煩わしくなります。
今更反日の五月蠅(うるさ)さに辟易するわけでもありません。
ある勇気ある韓国人の
「反日」について語っている、次ぎの言葉をご紹介しましょう。
若い頃反日観に染まっていた彼が、海外に出てから反日から抜け出し、
日本統治を評価し親日に転向した、ベストセラー作家の序文です。
少々長くなりますがご覧下さい。
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韓国で生まれ育った私にはかつて強い反日感情がありました。
日本が嫌いで、日本語をまったく学びませんでしたし、日本語を使う人をみると不愉快になりました。
「気分が悪いから」日本を旅行したいとも思いませんでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・中略・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私自身の反日感情は、一九九五年の阪神大震災の頃がピークだったと思います。
日本の被災額を推測し、当時半導体の分野で好況だった韓国が一〇年以内に日本を凌駕するという趣旨の文章を書いたりしていました。
その後、私の対日観は大きく変化していきます。・・・・・・・中略・・・・・・・・
私の日本観において決定的な方向転換がなされたのは、海外旅行の結果であることは間違いありません。
一九九五年に書いた『娼婦論』がベストセラーとなったおかげで、私はオーストラリアやグアムをなんどか旅行することができ、とくにオーストラリアには二年近く滞在しました。
そして九七年に私はシドニーで「日本の朝鮮支配は結果的によかった」という文章を書きました。
・・・・・・・中略・・・・・・・・
私は海外に出て初めて「実物の日本人」と会い、彼らが予想外(?)に洗練された人達であり、韓国人と比べて立派な点が多くあることを知りました。
それ以上に私は、オーストラリアと韓国を比較してみたとき、開発途上国として出発した国は一世代や二世代ぐらいの産業発展では、とうてい先進国にはなれないという事実を痛感しました。
オーストラリアと韓国にはそれほど大きな差があったのです。
私は海外旅行をとおして、国際社会における韓国と日本の位置をより客観的に認識できるようになり、朝鮮の開国期と日本統治について、一方的に歪曲された歴史認識から徐々に抜け出し、バランスのとれた認識が持てるようになったのだと思います。
ところで韓国人はなぜ反日感情が強いのでしょう。
私は韓国人、日本人、在日韓国人を問わず、機会があるたびにこの問いを発して話し合いましたが、満足すべき答えは得られませんでした。
・・・・・・・中略・・・・・・・・
こんにち年配の人達の話を聞く限り、総督府時代の朝鮮人は日本人のアイデンティティーをもちながら、かなり満足して暮らしていたと考えられます。・・・・・・・中略・・・・・・・・すくなくとも朝鮮人にとって、総督府は李王朝より一歩進んだ統治者でした。
ところが、日本が戦争に敗れ、米軍とソ連軍が進駐してくると世の中が変わりました。・・・・・・・中略・・・・・・・・政治の主導権はあっという間に独立運動勢力ににぎられました。
韓国と日本はアメリカに占領された状態で、実質的にはアメリカの植民地としてすごし、一方アメリカは日本を再興させてはならないという意思をもって、韓国において強力な反日洗脳教育をおこなうと同時に、産業面においては韓国を、日本を牽制する為の基地として育てました。・・・・・・・中略・・・・・・・・。そうしてこうしたことの背後には、有色人種を分割した後征服するという「ディバイド・アンド・コンカー(divide and conquer)」の戦略があったと思われます。私は戦後アメリカの東アジア政策は、さまざまな点で私たちに友好的とはいえなかったと考えます。
反日感情を意図的につくり出すうえで基本となったのが、歪曲された、まちがった歴史認識です。
韓国人は幼いときから、学校や家庭で、あるいは社会を通じてさまざまなやり方で捏造された歴史を学びます。これによって、ごくふつうの韓国人は「総督府時代とは、あらゆる朝鮮人が日本人の奴隷として生き、搾取されて死に、追い出された時代だった」という認識を持つにいたります。
その一方で、朝鮮は平和を愛する国で、人々は幸せに暮らしていたのだと教えられますから、結局、日本は幸せに暮らしていた朝鮮人を侵略し搾取して困らせた仇ということになるのです。
韓国にこうした反日教育をおこなわせたアメリカは、韓国と日本の関係をユダヤ人とドイツの関係とおなじものにしたかったのだと考えられます。しかし、かつてのナチスのように日本が韓国人を苦しめたとは思えません。それどころか、じっさいはまったくその反対だったようです。
反日教育によってつくられた誤った歴史認識を持っている限り、韓国人が日本を好きになることはないでしょう。
今の私は、韓国人の誤った歴史認識は、なんとしても正さなければならないと考えています。・・・・・・・中略・・・・・・・・。つまり韓国でもこうした誤った歴史認識を正す作業の必要性は感じているということであり、しかしそれを表だっては口に出せないということです。韓国の歴史教育の誤りが深刻なものだという点については、すでに多くの専門家が承知していることですが、彼らには勇気がないのでしょう。
・・・・・・・中略・・・・・・・・
私は、歴史とは過去の分析ではあるが現在の問題の反映でもあるとの思いを強くしました。一〇〇年前の日本統治を肯定的に評価したというだけで、一介の物書きが身の危険を感じなければならない現実は、いろいろな意味で慨嘆すべきものです。しかし、本書によって韓日関係の未来にあらたな希望が生まれるのなら、私は正しい仕事をしたという誇りを持てるでしょう。
<『親日派のための弁明』日本語版への序文 金完燮(キム・ワンソプ) 二〇〇二年六月 ソウルにて より>
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「ディバイド・アンド・コンカー(divide and conquer)」とは、「分割統治法」の意味です。
アメリカで公開された公文書にそのような趣旨の政策はいまだ見いだされていません。アメリカに原因があるとまだ断言は出来ません。
それにしても、
筆者は、政府から圧力をかけられたり、告訴され逮捕されたり、身の危険に何度も逢いながらも、行動し続けています。
韓国国内で、親日発言を続けることがいかに大変なことか。
敬意を表したい。
我々はこの反日の本質を冷静に考えなければなりません。
韓国と日本が友好を築けない。
そうすると何処の国が喜ぶのか。
一番利益を受ける国または人が、韓国が反日であり続ける原因だと考えることが出来るでしょう。
K-POPの若者達も、韓流ドラマのスターも、幼い頃から反日教育を受け、社会環境もそのような空気の中で育ってきたのですから、当然反日でしょう。
でも彼らに責任は無いのです!