「規制の虜」でいつづけるのか?

7/18付け中日新聞第一面の記事によると、

 

 

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政府の節電要請から15日までの2週間の関西電力管内の電力需給で、

最大需要は二千三百一万キロにとどまり、出力百十八万キロワットの

大飯原発3号機(福井県おおい町)が再稼働しなくても、供給力を9%

下回っていたしたことが分かった。猛暑となり一七日の最大需要はこの

夏一番の二千五百四十万キロワットに達したが、10%以上の供給余力

があった。政府は夏場の電力不足を理由に強引に大飯原発の再稼働に

踏み切ったが、節電効果など需要の見通しの甘さが浮き彫りになった。

 

 

 

 

関電は五月にまとめた試算で、原発ゼロのままなら七月前半8.2%

の供給力不足が生じるとし、再稼働の必要性を強調した。・・・・・

関電の資料などによると、十五日までの二週間の最大需要は10年

同時期と比べて平均で12%低下。

最大需要の二千三百一万キロワットを記録した瞬間は供給力を

三百四十四万キロワット下回り、大飯原発3号機の百十八万キロワット

を差し引いても余裕があった。・・・・・千葉商科大の三橋規宏名誉教授

(環境経済学)は、「政府や電力会社が、原発を再稼働させるため、電

力需要を恣意的に過大に見積もった結果だ。今後、猛暑になっても電

力は足りると思うが、脱原発の機運を高めるため、ひき続き企業と家庭

で節電の努力が必要」と話した。

 

 

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朝日新聞はこうです。http://www.asahi.com/paper/editorial20120718.html

 

 

やはり電力は足りていたのです。

 

 

 

 

 

今までにも原発に関する公聴会などには、一般市民に混じって

電力会社の社員が原発推進の立場で発言してきました。

 

 

今回も又同じ事が行われたに過ぎません。

しかし今までのようには行かず、

かなり風当たりは強くなってきました。

 

 

東北電力や中部電力の社員が会社の意向に沿うよう

一般市民の立場に立ちながら

それぞれの会場で原発の必要性を訴えていました。

 

 

本当に抽選で選ばれたのでしょうか?

規制の虜のなあなあの関係で、

事前に根回ししたのでは無いでしょうか。

 

 

国の体質は昔からこのようなものだったのでしょうか?

事故調の報告にもあるように、

公には関心が無く、自分たちの省益のために動いているのでしょう。

 

 

みんなばれてます。