最近よく思うこと・・・イデオロギー
最近よく思うこと。
1989年にベルリンの壁が崩壊してから、
ようやくイデオロギーの対決に、
翳りが感じられるようになってきました。
そのせいかどうかは分かりませんが、
同時に保守と言われる方々の一部には、その言動に、
強い疑問を抱くケースが増えてきました。
○「女性の宮家創設」についても、
宮内庁の陰謀で、女性天皇に繋がるから断固反対という。
男系絶対派の唯一の決め手は、八木氏の神武天皇に繋がるY遺伝子説。
皇統に生物学を持ち出すという方法を発見し、神話と断絶してしまっていることにすら気づかないまま、自称保守のいつもの方々と運動を展開しておられます。小さな自称保守という世間が作られ、その中で予定調和が進められているようです。
神話は遡れば、神(天照大神)に繋がります。生物学を持ちだした時点で、神話との繋がりが成り立たなくなるのです。彼らの趣旨で行けば、アルディ※に行き着くのです。
※)── 『Science』誌10月2日号、ラミダス猿人の化石人骨『アルディ』――『アルディピテクス・ラミダス』[ラミダス猿人の英語名]から取った愛称――に関する論文を多数取り上げている。
[1992年以降エチオピアで発見された諸化石から全身像などを復元した研究者グループによると、]アルディは、人間という種族に属する最初の猿人だと認められた種の有名な化石人骨『ルーシー』より100万年以上も前に、直立歩行をしていた可能性があるという。
「人類の最初の祖先」という地位は今やルーシーではなくアルディのものとなったわけだが、これは、人類の系図を表面的に書き換えるだけでは済まない。ルーシーの発見以来、人類の起源はサバナ[疎林と潅木を交えた熱帯草原地帯]にあるとされてきたが、アルディは森林地帯に生息していたと見られる。さらに、科学者らはルーシーの骨格から、人類と他の類人猿の最後の共通祖先はチンパンジーに似たものだと判断していたが、アルディの発見で、そうした判断は否定されることになる。
保守を掲げるなら、反対運動を展開するより
根本的な問題として、
天皇陛下のご意志がはっきり示されるように、
法律の改正を要求する運動が先決ではないのですか?
ご意志が表明されれば、すなわち「承詔必謹」※!
──従来お世継ぎは陛下が決めておられましたが、終戦後の現憲法下では、国会が議決し、陛下のご意向はまったく反映されないままなのです。
※──詔(みことのり)を承(たまわ)りては、必(かなら)ず謹(つつし)む。背けば、逆賊の謗りもあり得る。
女性の宮家創設に反対のメディアは、
産経新聞と、月刊誌正論ぐらい。それとチャンネル桜・・・
他の多くのメディアは、陛下のご意志を忖度して、肯定しています。
東京新聞(12月23日)の社説 『天皇誕生日に考える時代とともにある皇室』の一部をご紹介します。
「これまでも、これからも天皇が祈るのは国の安寧と国民の幸福です。
天皇の姿に見える無私や献身に男女の別はありません。
皇祖神・天照大神が女神であるように女性・女系天皇に違和感のない時代が
来るのではないでしょうか」
そして、原発が稼働しないと日本経済が駄目になるといい、
○「原発推進」を未だに掲げている。
──本日枝野経済産業大臣が原発を使用せずに、
──今夏の電力はまかなえると表明しました。
最近の「自称保守」の言動は、国民の感覚と乖離して気持ち悪い
同じような名前の方々が、
いつも誰かと同じような言葉を繰り返して、
意見広告など出しています。
自称保守論壇村だけにしか通用しない言葉。
もうリベラルだとか、保守だとかで、
考え方を左右する時代が、終わったことを感じています。
しっかりとした考えを自分なりに持つこと。
特に3.11以降、そのような時代に入ったと思います。
考えが正しければ、リベラルと共闘しても良いくらいだ