蕎麦通気取り
私は蕎麦通のように、そばつゆに少しつけていっきに蕎麦をすすり飲み込むなど出来ません!
ぜんぜん美味しくありませんから! かといってどっぷりつけるのも野暮だし。
何処かの家元では食べ方に作法があるかも知れませんが、私には私流の蕎麦のおいしい食べ方があるのです。
と言っても受け売りですが・・・。昔、テレビである蕎麦屋の主人が自己流の食べ方を話していました。本流があるのかどうかは分からないがと前置きしながら、その食べ方は気取らないで理屈に合う食べ方でした。
早速試して非常に満足したものです。
じゃじゃじゃーん
ではその食べ方を紹介しましょう。蕎麦屋のご主人と少し違っているかも知れませんが。
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【蕎麦の気取らないで美味しい あるひとつの食べ方】
①蕎麦の繊細な風味を引き出すために、最初そばつゆを口に少し含み味わいます。これが肝心。
この時まだつゆには薬味を入れません。名店が多い東京のつゆは濃い。店ごとに違うつゆの個性が味わえます。いきなり蕎麦を少しだけ(4・5本ぐらい)とって蕎麦だけを食べてみるのもいいでしょう。食べる順番は好みで前後して全然かまいません。
②次に蕎麦を4・5本(少量ということ)つまんで、そばつゆに下の方だけつけて一気にすすり上げるように食べます。
最初に味わったそばつゆがまだ口に残っているので、しっかり味がします。もはやこの時点でやせ我慢から解放される喜びを味わえるでしょう。
通ぶって最初からつゆについたかつかないかで食べる方法は、水っぽくて繊細な蕎麦の風味も弱めるように私には思えます。
基本、蕎麦は少量をつまんで食べるのがバランスがとれるようです。
③しばらく②を繰り返し、味が薄くなってきたら再びつゆを少し飲んでしっかり味を取り戻したりします。
④次第に味が単調になりますから、わさびをほんの少し(量は自由)つまんで直接食べ、強くすっきりした刺激をアクセントにし口の中を変化させます。「わさび」は、この食べ方ではつゆに溶きません。最後の方ではいいでしょう。
⑤次に変化させるのが、葱です。葱は好みの量つゆに入れます。風味が変化したつゆで蕎麦を味わいます。
⑥〆はそば湯です。残ったつゆに蕎麦を湯がいた時の栄養分豊富なお湯を入れてかけそばのつゆのようにして飲みます。
⑦結論めいたことを言えば、一通り試した後は自分に合う食べ方が一番美味しいはずですから、野暮なことは言わないで自由に好きに食べることですかね。今更かも知れませんが。
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そば屋の主人が言ったことと少し違うかも知れませんが、今でもこの食べ方をしています。
是非一度はお試しあれ!
追伸、昨夜”希望的リフレイン”が無事届きました。よかった!
でも初日売り上げには貢献できませんでした。