痛みについて ── 諦める前に!
腰痛や首・肩痛で多くの方が苦しんでおられるようです。
私の身近にも酷い症状を抱え込んでおられ方がいることを知り、たいへん驚いている次第です。
かくいう私も、ずいぶん若いときから頸椎痛に悩んでいる一人なのです。
色々な治療を試みましたが、
時間と費用を費やすだけで、一向に治らず諦めかけていました。
長い間、痛みは椎間板のヘルニアに起因するというのが診断の主流でしたよね?
その常識は、どうも 違うようなのです。
NHKの朝の健康番組で、
「骨に由来する痛みは全体の15%ほどで、
その中の主流が骨肉腫などです。残りの85%が原因不明です。」と、
ヘルニアが原因、ということは一言もおっしゃっていませんでした。
ヘルニア自体、体の中で自然に吸収されていつしか消えていくものなのだそうです。
今までは痛みという症状が出ている患者が整形外来を受診して、
レントゲン撮影をしてヘルニアがたまたま認められたため、
ヘルニアが原因としてきましたが、
ヘルニアの所見が認められないのに、痛みがある患者さんもいるそうです。
逆に痛みの無い健康者をレントゲン撮影すると、
中にはかなり酷いヘルニアが認められるケースがあるそうです。
この場合、まったく痛みの自覚を伴わない症例です。
つまり、
痛みとヘルニアの因果関係は、そもそも無いということです。
驚きますよね!!
そのことをNHKテレビで報告されていたのが、
愛知医科大学学際的痛みセンターの牛田教授でした。
参考:http://www.nhk.or.jp/kenko/dr/2011/03/ushida-takahiro.html
またトリガーポイントの観点からはこういう見解です。
加茂整形さんはこちらから、http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/
完全に一致しているわけではないのでしょうが、
新しい治療が開発されて来ています。
決して諦めないことが大切ではないでしょうか。
慢性痛に対し、多くの方が諦め我慢を余儀なくされているそうですが、
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000000ro8f-att/2r9852000000roa5.pdf
──厚生労働省『今後の慢性の痛み対策について(提言)』より抜粋
改善薬も出ています。
慢性痛は、生活にかなりの支障を起こしているのです。
また、大抵の人は抵抗を感じるのですが、
向精神薬の抗うつ剤などが、慢性痛に効果があると諸外国ではすでに認められているそうです。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000000ro8f-att/2r9852000000roas.pdf
──同じく厚生労働省の提言(別添提言)による。
多くの慢性痛は鎮痛剤が効かないようです。
23年度慢性痛に関する国からの補助(慢性の痛み対策研究費)を受けた施設は以下です。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkyuujigyou/hojokin-koubo20/15.html
で、愛知医科大学がトップ!